TW

架線延線車編成を構成する車両のひとつであり、TW(TowerWagon)と呼称される。銘板には『作業車』と表記されている。
主用途はSWと編成を組んでのハンガ掛替となるが、そのほか架線点検にも用いる。
他車同様、生産時期によって大きくスタイルが異なっている。


第一世代

同世代の延線車(SW)と同型エンジンを搭載しているが、車体構成としてはむしろ同世代のMWに近い構造となっている。
運転室を除いた車体上部全面に電動式の昇降作業台が備わっており、
同時にハンガ2本までの掛替作業が可能となっている。
連絡装置として、運転室と作業台間にはインターホンを、各車両の相互連絡用に単信式の無線電話を備える。

昇降量:レール面より3~5m
作業台面積:約18m^2


第二世代 (TW-1)

平成4年よりJR東に導入されたモデル。のちにJR西もほぼ同型を採用した。
従来の同社製電気作業車とはスタイルを一新しており、車両前後に背の低い運転室、中央部に機関室の配置となった。
当構成は後の電気作業車でも踏襲されている。

この配置によって車両上部全面が昇降作業台となり、面積は約25m^2に拡大した。
また作業台備付の有線式リモコンを用いての運転も可能となり、作業性が向上した。
通常の運転台もツーハンドル式となっており、運転制御の電子化が進んだと思われる。

加えて車両前後端には衝突防止センサが備わっており、編成分割作業時の安全性を高めている。


参考文献
1.日本国有鉄道新幹線総局『新幹線ハンドブック』財団法人 交通文化振興財団,1977年,p.188
2.新幹線総局『新幹線十年史』財団法人 交通文化振興財団,1975年,p.624
3.藤橋芳弘「カテナリ・メンテナンス①」『鉄道ファン』11月号,交友社,1992年,p.62-65