非接触式限界支障検知システムを備えた確認車。
前傾型の箱型車体に多くの前照灯が装備されているのが特徴で、JR東日本のパートナー会社への導入が確認されている。
従来の確認車は検知棒が支障物に物理的に接触することで、支障物の有無を検知していたが、本形式では非接触式限界支障検知システムを併用して検知を行うことができる。
IHI製の非接触式限界支障検知システムを搭載している。2)
検知方法として、遠距離カメラ、近距離カメラ、三次元レーザーレーダを備えており、400m先の支障物を検知することができる。
△接触式限界支障検知装置
出典:文献 1)
△非接触式限界支障検知装置
出典:文献 1)
諸元
走行性能
勾配 牽引荷重 単車速度 牽引速度
00[‰] 150[t] 120[km/h] 90[km/h]
10[‰] 150[t] 105[km/h] 35[km/h]
20[‰] 150[t] 90[km/h] 25[km/h]
30[‰] 150[t] 75[km/h] 14[km/h]
参考文献
1) 第一建設工業「鉄道の守(も)り人 ~暮らしを支え 明日へつなぐ~」
https://www.daiichi-kensetsu.co.jp/news/3500/
2) IHI 特開2016-88183「支障物検知システムおよび鉄道車両」
https://patents.google.com/patent/JP2016088183A