■概要
バラスト作業車により掘削された発生バラストを運搬するためのバラスト運搬積卸車(ダンプトロ)である。1編成13に[両]もしくは14[両]組み込まれている。
JR東海ではNBSによる道床更換の際には発生バラストの運搬もNBS編成で行うため出番はないが、JR西日本ではNBSによる道床更換の際の発生バラスト運搬はバラスト運搬積卸車編成が担っている。
■主要諸元
全長(連結面間) | 6,700[mm] |
全幅 | 約2,860[mm] |
全高(空車時レール面上) | 約1,970[mm] |
軌間 | 1,435[mm] |
車輪直径 | 660[mm] |
自動連結器中心高さ(空車時レール面上) | 880[mm] |
自重 | 約10.6[t] |
ブレーキ方式 | 空気及び足踏み式ブレーキ |
最高被牽引速度 | 60[km/h] |
ダンプ方式 | 油圧シリンダ |
荷箱ダンプ角度 | 左右方向共45[°] |
積載荷重 | 15[t] / 8[m3] |
参考文献
1)奥原久治『保線事典(保存版)』,鉄道現業社,(1986.11)
2)石井八郎『バラスト作業車による道床更換作業』,新線路,第34巻12号,鉄道現業社,(1980.12)
3)内田雅夫『バラスト作業車による道床更換作業』,新線路,第33巻6号,鉄道現業社,(1979.06)
4)佐川雄『道床部分修繕(NBS)施工における作業効率向上』,新線路,第65巻2号,鉄道現業社,(2011.02)