RDH-K15T

■概要
台湾鉄道に導入が確認されている電気作業車。
箱型車体で屋根上に旋回昇降作業台とパンタグラフを設けている。

堀川工機のカタログ及び目撃例より6両の導入が確認されている。


 

■導入時

△新造時の外観 文献1)より

堀川工機の製品カタログでは『EI-20RT』の名称で酷似した車両が確認されており、本車が『RDH-K15T』に相当すると思われる。
屋根上に検測用のドームが特徴的であるが、2010年代頃の目撃例では撤去されており、またパンタグラフの配置が変更されている。

カタログでのスペックは下記の通り。

 

■ 諸元

全長 11000[mm]
全幅 2900[mm]
全高 4000[mm]
自重 約20[ton]

車体には22[ton]の表記あり

 

■ エンジン

型式 ニッサン PD6T04
出力 220[PS]/2200[rpm]

 

■ トルクコンバーター

型式 NICO TDN33-1103

 

■ 作業装置

作業台面積 4200[mm]×1150[mm]
作業台昇降ストローク 2100[mm]
上昇時作業台高さ 6000[mm]
作業台旋回 350°手動旋回(油圧ブレーキ付)

 



参考文献

1)堀川工機株式会社『RAILWAY MOTOR・CAR & DISEL LOCOMOTIVE』
2)Blair’s 鐵道攝影『台鐵局有及私有特殊車輛 TRA and Private Special Rail Car』https://blair-train.blogspot.com/2013/06/blog-post_30.html(2025/3/30)