B 56

写真:交通建設のB 56 C

 


 

B 56はMATISA製のマルチプルタイタンパーである。

 

■概要

ユニオン建設のB 56 C

日本市場向けに設計されたラインマルタイである。B 50 J A8の後継に当たり、シャトル機構などは引き継がれているが、一方でタンピングユニットはB 45 UEなどと同じ横振り可能・先端重ね合わせ可能なC型ユニットに変更された。ツール数は16頭と12頭の2仕様が用意されている。12頭式は脱線防止ガード設置区間向けで、レール外側に4組8頭(先端重ね合わせ可能)・レール内側に2組4頭(固定式)を設け、ツールがガードに支障しないよう配置されている。作業能力はB 50 J A8と同じく800m/hである1)

 

■運用

B 56 Cはこれまでに、ユニオン建設と交通建設へ各1台ずつが導入されている。なお、本機種より交通建設向けの個体も、キャビン形状が斜め下向き・灯具車内設置型のものに変更された。

 

■脚注・文献

1)株式会社ヤシマキザイ『MATISA(マティサ)社製 マルチプル・タイタンパー』https://www.yashima-co.co.jp/ja/business-solution/pickup/pickup-MATISA.html(2023/06/28取得).MATISA『一般軌道用マルチプルタイタンパー』https://www.matisa.ch/jp/matisa-line-tampers.php(2023/07/01取得).

 


 

■B 56 C