■概要
エンジン+バッテリーのハイブリッド駆動型ミリング・グライディング併用式レール削正車。
バッテリー駆動により最大3時間程度のレール削正作業を行うことができる。
日本においては日本プラッサー株式会社が導入し2024年6月以降に請負削正を開始しており、近畿日本鉄道や名古屋市交通局への入線が確認されている。
様々な車両限界に対応できる小ぶりな車体断面が特徴的である。
■構成
前部車両：エンジン・発電機・走行用電動モーター・レール断面測定装置
中央車両：ミリング・グライディング式レール削正装置
後部車両：バッテリー・レール断面/波状摩耗測定装置（仕上り検測用）
■諸元
・寸法・重量
| 長さ | 25,5000[mm]以下 |
| 幅 | 2,350[mm]以下 |
| 高さ | 2,850[mm]以下 |
| 軌間 | 1,435[mm] |
| 自重 | 17.5[t] |
・走行性能
| 駆動方式 | ハイブリッド駆動 (エンジン+バッテリー) |
| 最小曲線半径(回送) | 50[m] |
| 最小曲線半径(作業) | 70[m] |
| 最大勾配 | 50[‰] |
・作業性能
| 削正装置 | Schweerbau International（独）社製 |
| 削正量 | 0.3(0.1)~1.5[mm/パス] |
| 作業速度 | 300~1,200[m/h] |
参考文献
1)『ミリング式レール削正車による請負サービス開始（軌間1,435mm）』,新線路,79巻,1号,鉄道現業社,(2025.1)
2)日本プラッサー株式会社『削正請負サービス ROMILL Urban E3』
https://www.nipponplasser.co.jp/ja/%E8%AB%8B%E8%B2%A0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%89%8A%E6%AD%A3%E8%AB%8B%E8%B2%A0/%E5%89%8A%E6%AD%A3%E8%AB%8B%E8%B2%A0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9romill-urban-e3.html(2025.02.02閲覧)
3)日本プラッサー株式会社『レール削正請負サービスを開始します。』
https://www.nipponplasser.co.jp/ja/company/events/seminar.html(2025.02.02閲覧)