峰製作所の軌道自転車

■概要
峰製作所は1925年に鉄道機械信号装置の製造及び現場取付工事を主として創業したメーカーである。
現在は主に分岐器及び信号機器等の製造、レール溶接工事の施工と溶剤等の納入、信号保安機器の保全という三つの分野の事業を全国的に展開している。
かつては軌道自転車及び軌道自動自転車を製造していた。

軌道自転車は主に1950年代以降に主に国鉄され、1952年12月末段階では軌道自動自転車が165台配備が確認されている。
ただ、近年では導入が確認されていない。

△文献3)より


動力がないタイプの軌道自転車。


△文献4)より


動力を有するタイプの軌道自転車。
2.5馬力のメイキ4サイクルエンジンを搭載している。
 


参考文献
1)『鉄道技術発達史』第2篇 第1,日本国有鉄道,(1959)
2)峰製作所『企業情報』
https://www.mine-s.co.jp/info/company.html
3)株式会社峰製作所『峰式軌道自転車』日本保線協会,保線年報1954,(1955)
4)協会技術部『最近における信号保安機器の発達』,信号保安,9(1),信号保安協会,(1954/1)