トンネル検査のための軌陸検測車

1999年、各地のトンネルにおいて大規模なトンネル覆工コンクリートの剥落が複数発生し、その後設置された「トンネル安全問題検討会」においてトンネル覆工コンクリートの剥落原因の推定が行われ、トンネル検査と保守管理に関する指針が策定された。

トンネル覆工は施工時の不良などにより軽微なひび割れが発生し、その後の温度変化、列車走行による風圧や振動、地山からの外力など様々な条件により非常にゆっくりとひび割れが進行し、数十年を経て剥離が発生する。
このことから施工時もしくは施工直後に生じたひび割れ等を把握するための初回全般検査、2年以内に十分な照度を確保したうえで目視によって行う通常全般検査、精度を上げるため至近距離で行う特別全般検査(新幹線は10年毎、在来線は20年毎)の実施が通達された。

いずれの検査においてもトンネル内で実施する必要があり記録にも大変な手間を要するほか、検査者の判断力に依存し人によって判定が異なるなど課題が多く、各社で効率化のための開発が行われた。

参考
1)野城一栄,『鉄道トンネル検査の着眼点』,鉄道施設協会誌,59巻11号,鉄道施設協会,(2021.11)


 


(JR東日本)
(準備中)

 


(JR東日本)

 

(JR東海)
(準備中)

 

(JR西日本)