■概要
西日本鉄道は九州唯一の大手私鉄で、前身となる九州電気鉄道は1908年に設立された。
以来、路線の開業・廃止を重ね、現在は標準軌の天神大牟田線、太宰府線、甘木線と狭軌の貝塚線の合計106.1㎞を運営している。
天神大牟田線では春日原保線区・宮の陣保線区・柳川保線区と３つの保線区間に分かれている1)。
貝塚線は香椎保線区が担当している。
■保守用車の特徴
軌道モータカーは他社でも見られるTMC300系列のTMC301Cなどのほか、TMC400ECという西鉄独自形式のモータカーを所有している。
マルチプルタイタンパーは2001年時点では2台体制で運用していたが、2020年時点では1台で運用している。
■車種別一覧
軌道モータカー
| No Image |
引退済み(1999年時点で1台が在籍) |
| No Image |
引退済み(1999年時点で7台が在籍) |
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FHI_TMC301C |
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堀川_WD-H16A |
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FHI_TMC401EC |
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NTS_TMC401EC |
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堀川_WD-H20A |
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FHI_TMC301C |
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FHI_TMC301C |
マルチプルタイタンパー
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芝浦_MTT-55C 引退済み(1964年に2台導入) （写真：西日本鉄道株式会社社史編集委員会『最近10年のあゆみ』,(1968)p64より引用） |
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芝浦_MTT-125EKT
引退済み(1974年に2台導入) |
| No Image |
引退済み(1999年時点で1台が在籍) |
| No Image |
PT_Unimat Combi 08-275 引退済み(1999年時点で1台が在籍) |
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PT_08-16U
引退済み(1998年に1台導入) |
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PT_08-1XS
2008年導入～2020年3月引退 |
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PT_08-1XS Gleisstopfmaschine |
バラストスイーパー
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芝浦_BC-103C
引退済み |
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芝浦_BC-103C
引退済み |
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芝浦_BC-103H |
検測車
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八千代製作所_型式不明
（写真：近藤真哉,『軌道管理のシステム化と今後の展開（西鉄）』, 新線路, 55巻8号, 鉄道現業社,)p31より引用） |
軌陸トラック
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ISUZU_ELF |
軌陸高所作業車
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HINO_RANGER |
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HINO_RANGER |
軌陸バックホウ
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小松_PC35MR |
トロ
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三東_鉄製トロ 空気制動装置付き |
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三東_15t-NS |
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三東_15t-NS |
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三東_15t-NS |
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三東_STD-20JT-B4 |
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三東_STD-20JTB-NS |
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三東_STD-20JTB-NS |
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三東_STD-20JTB-NS |
■脚注
1)1999年の参考文献5では筑紫保線区と花畑保線区が、2001年の参考文献3では犬塚保線区が記載されているが、参考文献1には記載がないため、廃止されたものと思われる。
■参考文献
1)西日本鉄道株式会社『まちとともに No.35 線路の変化を見逃さず、電車の安全走行を支える』,2025年4月22日閲覧
2)西日本鉄道株式会社『person No.5 保線係の現場から』,2025年4月22日閲覧
3) 近藤真哉,『軌道管理のシステム化と今後の展開（西鉄）』, 新線路, 55巻8号, 鉄道現業社,（2001.8）
4)日本プラッサー『メディア – 機械を巡る人々: Vol. 001 ヒデオさん』,2025年4月22日閲覧
5)『鉄道ピクトリアル』49(臨時増刊)(676),電気車研究会,鉄道図書刊行会,1999-10.