■概要
道南いさりび鉄道は平成27(2015)年度末の北海道新幹線(新青森-新函館北斗駅間)開業に伴い、JR北海道から経営分離される江差線(五稜郭-木古内間37.8[km])を地域の公共交通機関として存続維持するために設立された第三セクター鉄道会社である1)。
自社のロゴを纏った保守用車が存在する一方、JR北海道のロゴを消した所属がわからないモータカーが同社線内で確認されている(当DBでは使用の実態から同社所属と見做しているものがある)。
またこれらとは別にJR北海道線と線路が繋がっていることからJR北海道及びそのグループ会社の北海道軌道建設工業の保守用車が同社線に乗り入れて作業をおこなっている2)。
■車種別一覧
軌道モータカー
同社カラーになっているHTM350を1両保有している。また、JR北海道のロゴを消されたTMC200CSも確認されておりこちらも同社で使用されているものと思われる。
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軌道モータカーロータリー
ロゴを消された元JR北海道所属のMCR-4が木古内駅構内で除雪作業を行っている姿が確認されている3)。
またJR北海道所属のMCR600が上磯駅で留置されている姿が目撃されている5)。
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マルチプルタイタンパー
北海道軌道建設工業の09-16CSMが同社線内で目撃されている。安全報告書から作業目的の入線であることがわかる。
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検測車
自社では検測車を保有していない。JR北海道が受託してMS0238でのレール細密検査を行っている2)。
トロ
自社カラーを纏った鉄製トロが確認されている。銘板の確認は取れていないがトキオ製の鉄製トロN形であると推測される4)。またJR北海道所属のBCS-T12B-NCが上磯駅で確認されている5)。
脚注
1)文献1) p.1及びp.2。
2)文献2) p.10。
3)文献3)。
4)文献5)。
5)文献4)。
参考文献
1)道南いさりび鉄道『北海道道南地域(五稜郭・木古内間)並行在来線 経営計画』
https://www.shr-isaribi.jp/company/managementplan/
(2024.12.04閲覧)
2)道南いさりび鉄道『安全報告書2020年(令和2年度)版』
https://www.shr-isaribi.jp/wp-content/uploads/2018/08/a23412efceb3b67c97322e212bdbf53e.pdf
(2024.12.04閲覧)
3)MCDB『新潟_MCR-4_4170_いさりび_052』
https://mcdb.sub.jp/forums/topic/%e6%96%b0%e6%bd%9f_mcr-4_4170_%e3%81%84%e3%81%95%e3%82%8a%e3%81%b3_052/
(2024.12.04閲覧)
4)X 無想転生(@ibWUN2triFdM0oe)
https://x.com/ibWUN2triFdM0oe/status/1272507505176793090
(2024.12.04閲覧)
5)函館深信 はこだてしんしん-Communication from Hakodate『道南いさりび鉄道の保線車両』
https://blog.goo.ne.jp/goo5comodo/e/28aa82df4a05eaeed617ac70e7da8a8f
(2024.12.05閲覧)