松浦鉄道の保守用車


■概要
松浦鉄道株式会社は特定地方交通線に指定された国鉄/JR九州の松浦線から転換した第三セクター鉄道である。佐賀県の有田駅を起点に北松浦半島海岸線沿いを経由して長崎県の佐世保駅までの93.8[km]を運行している1)

 

■保守用車の特徴
国鉄(JR九州)から転換された路線であるためか、保守用車に於いても従来使用していたものを引き継いで使用していたものと推測される。ただTMC300DについてはJR九州での使用例が確認されていないため他社からの転籍と思われる。転籍元については同じ九州の福岡市交通局である可能性が高い2)

かつてはマティサ製のマルチプルタイタンパも2両在籍していた3)

軌道自転車は東光産業製のものが確認されている。

トロは三東製バラスト運搬散布車のほか鉄製トロの存在が確認されている4)

 

■車種別一覧

軌道モータカー
TMC200C及びTMC300Dの存在が確認されている。

 

マルチプルタイタンパー
かつてはマティサ製のマルチプルタイタンパが在籍していたが、除籍後はマルチプルタイタンパーを所有していない。

 

軌道自転車
東光産業のスーパーカートの存在が確認されている。

 

トロ
バラスト運搬散布車の存在が確認されている。機械番号から2両以上いるものと推測される。
その他に鉄製トロの存在が確認できる。こちらは三東製と思われる。

【バラスト運搬散布車 STB17-A】

 

■脚注
1)文献1)。
2)文献2)。高所作業車MC0687の紹介画像にTMC300Dと思しきモータカーが写っている。パンタグラフの有無といった違いはあるが特徴のあるキャビンは酷似しておりまた他にTMC300Dユーザーが確認されていないことからモータカー更新時に松浦鉄道へ転籍した可能性が高いと考えられる。
3)文献3)および4)。
4)文献5)。3枚目にトロが写っているのが確認できる。

■参考文献
1)第三セクター鉄道等協議会『松浦鉄道株式会社』
https://3sec-tetsudou.jp/company/70(2025.02.01閲覧)
2)松山重車輛工業株式会社『トロリー型作業車』
https://www.mjk21.co.jp/pages/79/(2025.02.13閲覧)
3)X 大町パルク(@oomatipalk)
https://x.com/oomatipalk/status/945319877073559553(2025.02.01閲覧)
4)X 歩く短魚雷(@tangyorai)
https://x.com/tangyorai/status/706828742627176448(2025.02.01閲覧)
5)X まさ405(@W405090125)
https://x.com/W405090125/status/1318903326881185794(2025.02.04閲覧)