バラストレギュレータ(BR)は道床のバラスト整正及び初期沈下の促進、枕木上のバラストの除去を行う機械で、バラストスイーパーとバラストフィニッシャー両方の役割を果たす。
マルチプルタイタンパーの後追い作業が主となる為、共通で運用されることが多い。
■構造
△現行の代表的なバラストレギュレーターのPlasser&Theurer製 KSP-2002
・サイドプラウ
路盤上に台形に積まれている道床のバラストは列車による振動や経年などにより徐々に崩れてゆくため定期的に軌道脇へのかき上げ、かき込みが必要となる。
サイドプラウを展開することで崩れた道床バラストをかき上げることができる。
・フロントプラウ
軌間内のバラスト補充を行う。
サイドプラウで集めたバラストをブラシで軌間内にかき込むことができる。
・スタビライザー
推進軸による動力で偏心したウェイトを回転させ、振動を発生させたスタビライザーユニットを軌道上に走行させる。
加振を行うことで初期沈下を促進できる。
・メインスイーパー
ブラシを回転させることで枕木上に残ったバラストを除去する。
■参考文献
1)交通建設『バラストレギュレーター』
https://www.kotsukensetsu.jp/construction/pdf/H26kouken-autumn1.pdf
(2020/01/26)
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