縦送り装置付き多目的運搬台車


■概要
マクラギの大量運搬を目的として開発され、2023(令和5)年度より本格運用が開始されたトロである。

軌陸ダンプ等を用いてのピストン輸送で行われていたマクラギ運搬作業に代わるもので最大積載量は25[t]、1積載あたり電化区間では117[本]、非電化区間では144[本]で、複数回運搬を行なうことで一晩で300[本]以上の運搬が可能となっている。

本型式の最大の特長は積載マクラギをベルトコンベアにより車両後方の取卸し位置まで縦送りできるようになっている点であり、取卸しを行うバックホウの移動回数を減らして効率よく作業を行うことができるようになっている。

参考文献
浅野和幸『第一建設工業の機械化推進の取り組み ~健全な危機感を持ちつつチャレンジを続ける~』,日本鉄道施設協会誌,第61巻11号,日本鉄道施設協会,(2023.11)


 

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