■概要
8頭式レール削正車。
車両の前後に運転台が設けられており、単独で運用される。
ラテラルシフト機構により砥石の回転中心をマクラギ方向に移動させることができ、ガードレールなどの干渉物の設置されている区間の削正や曲線部における砥石中心での削正が可能となっている。
△干渉物の設置区間におけるラテラルシフトのイメージ図 文献1)より
△曲線区間におけるラテラルシフトのイメージ図 文献2)より
主要装備
■削正装置
砥石数 | 8個 |
砥石用モータ出力 | 15[kW] |
削正可能角度 | ゲージ側75度~フィールド側45度 |
■散水装置
水タンク容量:2000[L]
■集塵装置
集塵性能:8000[m^3/h]
諸元表
■寸法・重量
長さ | 12,510[mm] |
幅 | 2,537[mm] |
高さ | 3,470[mm] |
自重(空車) | 32[t] |
自重(積車) | 35[t] |
■走行性能
勾配 | 単車速度 |
00[‰] | 100[km/h] |
最小走行半径:20[m]
最高走行斜度:60[‰]
■エンジン
CUMMINS | N14C |
エンジン出力 | 355[kW] |
■参考文献
1)磯村修二郎『ハラスコ製レール削正車 RGH-8-C』,新線路,63巻2号,鉄道現業社,(2009.2)
2)渡辺剛、佐々木哲也『新型10頭式レール削正車の導入』,新線路,63巻3号,鉄道現業社,(2009.3)