PW20T

 


■概要
1989(平成元)年6月に登場したミニ油圧ショベルをベースに開発された道床掘削機である。
レールやマクラギを痛めることなく、また信号システムに影響を与えないように特に架線との接触事故を防止する作業範囲を採用している。
軌道上への乗り入れ、脱出が容易で燃料切れ等で動けなくなっても近くの待避所まで人力で移動できるようになっている。

当形式は2023年現在では珍しいゴムタイヤ駆動の軌陸バックホウとなっている。

 

■主な仕様

バケット容量 0.09[m^3]
全装備重量 3.63[t]
定格出力 25PS]
最大掘削深さ 2.63[m]
最大掘削半径 4.83[m]
走行速度 14.9[km/h](ゴムタイヤ)

 

参考文献
調査部会『新機種ニュース』,建設の機械化,No.478,日本建設機械化協会,(1989.12)