小型マルチプルタイタンパー。
8本のタイピングツールを備え、マクラギ1丁分の撞き固めを行うことができる。
Plasser&Theurerの一般的な08マルタイでは16本のタンピングツールでマクラギ1丁分の撞き固めを行うが、本形式では1丁のマクラギに対してツールの貫入角度を変えながら2回の撞き固めを行うことで同様の撞き固め能力を持たせている。
ガードレール及び分岐器区間ではツールを約17[°]傾けて作業することができる。
主要装備
ALC:目標とする軌道線形、補正値の記録、計算を全自動で行う。
DRP:線形の記録システム。10[km/h]以下での使用が可能である。
セルフローダージャッキ:トレーラーへの積載へ用いる。
転車台:方向転換に用いる。踏切等でセルフローダージャッキと組み合わせると容易にトレーラーへの積載が行える。
諸元
■ 寸法・重量
長さ | 10,210[mm] |
幅 | 2500[mm] |
高さ | 2,900[mm] |
軌間 | 1,067[mm] |
軸距 | 4,500[mm] |
車輪径 | 730[mm] |
自重 | 21.65[t] |
■ エンジン
エンジン型式 | DEUTZ TCD2013L6/2V/1529 |
エンジン出力 | 235[PS]/2100[rpm] |
■ 走行性能
勾配 | 単車時 |
水平線 | 40[km/h]以上 |
40‰ | 20[km/h]以上 |
■ 作業性能
施工速度 | 150[m/h] |
参考文献
1)長野電鉄 パンフレット『UNIMA 4』
2)NipponPlasser 『UNIMA 4』
https://www.nipponplasser.co.jp/ja/machines-systems/integrated-compact-machines/unima-4.html
3)伊岳商事 新着情報『納入情報:コンパクト型マルタイ UNIMA(ウニマ)4』
http://www.itake.co.jp/news/513.html
4)池田智史『ローカル線の保守管理 小型マルタイの導入』,新線路,73巻6号,鉄道現業社,(2019.6)
5)林本和也・池田智史・大濱吉礼『小型MTTによる軌道整備の効果検証』,新線路,73巻3号,鉄道現業社,(2019.3)
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