35[km/h]での検測が可能な軌道検測車。
片側に寄った運転室と傾斜の付いた機関室が標準的な車体構造だが、箱型車体を備えた個体も存在する。
2軸の駆動軸とは別に3軸の測定輪があり、検測時は5[m]+5[m]の10[m]弦での測定が可能である。
代表諸元(115号車)
■ 寸法・重量
長さ | 10,700[mm] |
幅 | 2,800[mm] |
高さ | 3,550[mm] |
軌間 | 1,435[mm] |
軸距 | 4,000[mm] |
自重 | 20.0[t] |
エンジン:Deutz F8L-413FW(185[Ps]/2300[rpm])
■ 走行性能
勾配 | 単車時 |
水平線 | 50[km/h]以上 |
■ 検測性能
測定範囲 | 測定範囲 | 精度 |
軌間 | +40[mm] ~ -15[mm] | ±1[mm] |
水準 | ±200[mm] | 100[m]に対して2.5[mm]以下[mm] |
高低 | ±30[mm] | ±1[mm] |
通り | ±125[mm] | ±1[mm] |
平面性 | ±25[mm] | ±1[mm] |
参考文献
1)上野弘介『東日本大震災で新幹線の検測をした京急電鉄』,新幹線エクスプローラ Vol.48,イカロス出版,(2018)