■概要
いすゞ自動車製車両をベースとした軌陸クレーン車。
中型車フォワードを軌陸クレーン車としたものがみられる。
かつてタダノは定格荷重4.9[t]のTS-75Mというクレーン装置を販売しており、日産ディーゼルコンドル、三菱ファイター、日野レンジャー、いすゞフォワードに架装したものが見られた。
これらはいずれも中型車の車両総重量8[トン]未満の車両で当時の普通自動車免許で運転できるメリットがあった(但し、軌陸架装を行うことで車輌総重量は8[トン]超となっている)。
現在では排ガス浄化装置等の装着などでトラックシャシは重くなる一方であり、車両総重量11[トン]超の大型自動車にしないと成立しないようである。
参考文献
1)青江車輌株式会社『諸元・性能表 TS-75M/ML』
http://www.aoesyaryou.co.jp/seinouhyo_PDF/TS-75M_ML.pdf