保線作業の改善を目的として開発された多頭タンパ。
ミニマルとも呼ばれ、手動タイタンパより高い効果を得られることができる。
保線区で容易に扱えるように操作を簡単なものとした他、ユニック付き2tトラックに積載し、容易に踏切から搬入・搬出が可能な形で開発された。
車体に備えた4頭のタイタンパは軌間内外にスライドし、一頭ずつ搗き固めを行うことが可能である。
■ 寸法(輸送時寸法)・重量
長さ | 2,600(2,000)[mm] |
幅 | 2,800(2,500)[mm] |
高さ | 1,780(1,780)[mm] |
軌間 | 1,435[mm] |
自重 | 約1.2[t] |
■ タンパ振動数 | 3400[rpm] |
■ 自走速度(最大) | 4[km/h] |
■ ツール降下深さ
最大枕木下面(50Nレール) | 120[㎜] |
■ タンパ数量
手搗きタンパ | 4[基] |
■ 作業性能(約60秒/軌間内外各2箇所、各2回搗き)
施工速度 | 30[m/h] |
参考文献
1)森 征男『「ミニマルタイ」の導入』,新線路,48巻11号,鉄道現業社,(1994.11)