■概要
ボギー台車と箱型車体を備えた大型のレール探傷車。
東京計器製の探傷ユニットを搭載しており、40[km/h]での探傷走行が可能である。
レール断面及びホーム離れの測定も行うことができる。
諸元
■寸法・重量
長さ | 17,200[mm] |
幅 | 2,760[mm] |
高さ | 3,825[mm] |
軌間 | 1,067[mm] |
自重 | 43.0[t] |
■エンジン
定格出力 | 221[kW]/2000[rpm] |
排出ガス対策 | 排出ガス規制二次 |
■走行性能
回送走行速度 | 45[km/h] |
回送最小曲線半径 | 100[m] |
■レール探傷装置
探傷方式 | 超音波パルス反射法または透過法 |
探触子方式 | 水ギャップ法による摺動型探触子方式 |
探触子ブロック | 複合探触子 |
探傷速度 | 40[km/h] |
探傷可能最小半径 | 140[m] |
水タンク容量 | 5,000[L] |
△探触子配置
△探傷ユニット
△探傷結果表示画面
■レール断面測定装置
方式 | レーザースリット光とCCDカメラによる光切断法 |
△断面測定結果表示画面
■ホーム離れ測定装置
装置に入力した駅情報(駅名・キロ程・ホーム方向・長さ・曲線半径)を元に、規定の走行速度でデータ・デポを検知すると測定が行われる。
△ホーム離れ測定装置
■その他装備
脱線復旧アウトリガー
測定用散水装置
測定用コンプレッサー
検測台車・車輌進行方向確認用カメラ
8輪絶縁・車上短絡切換え装置
参考文献
1)松山重車輛「レール探傷車 UST」
http://www.mjk21.co.jp/seihin/pdf/sagyosha/CAT-MS219.pdf
2)小林弘幸『新型レール探傷車の導入』,新線路,63巻,9号,鉄道現業社,(2009.9)