R200の置き換え用として開発された確認車。
他車の救援用に牽引能力が向上している。
前位後位それぞれに運転室を備えた両運転台式で、車体中央に機関室、機関室後部に荷物室を備える。
制動装置として車輪踏面抑圧ブレーキと内拡式ドラムブレーキを採用している。
輪踏面抑圧ブレーキは自動/直通空気ブレーキ方式、内拡式ドラムブレーキは油圧ブレーキである。
検知棒を用いた接触式限界測定装置を備える。
この装置はレール面から700[mm]の高さの範囲で建築限界から10[mm]内側の線を支障するものについて検知することができる。
検知棒が支障物に接触すると運転室に設置したブザーが鳴動し、支障物の接触した部分の表示灯を点灯させると同時に空気ブレーキが自動的に作用する。
諸元
全長:7.50[m]
全高:3.30[m]
全幅:3.15[m]
重量:14.7[t]
エンジン:185[PS]/1800[rpm]
走行性能
勾配 牽引荷重 単車速度 牽引速度
00[‰] 30[t] 75[km/h] 70[km/h]
15[‰] 30[t] 70[km/h] 30[km/h]
参考文献
日本鉄道施設協会 保線機械便覧 p221「140.軌道モータカー(185PS確認車兼用)」