07_道床交換作業車


砕石にて構成される道床は列車の往来を原因とする細粒化や、土砂混入による劣化が進行する。
劣化が進行すると路盤排水状態の悪化や軌道の沈下が発生しやすくなる。
多少の沈下はマルチプルタイタンパーにより修正できるが、沈下が大きくなると修正が困難なため道床交換作業車により道床を交換する作業が行われる。

 

■構造


△道床交換作業方式として主流のアンダーカッター方式を採用したMMJ-2001

・アンダーカッター
道床の掻き出しに用いる。
チェーンソーのような外周の爪が回転する構造のカッターバーを道床の下へ潜り込ませて砕石を掻き出す。

・ベルトコンベア
掻き出した砕石はベルトコンベアによって搬送され、トロなどに積載される。

 

参考文献

1) 三和雅史・松本麻美・矢坂健太・津田晃宏『軌道保守用車の運用を効率化する』,RRR,Vol.74,No.11,(2017)
https://bunken.rtri.or.jp/PDF/cdroms1/0004/2017/0004006819.pdf

2)井上孝司『道床交換』,新幹線エクスプローラー,Vol.37,イカロス出版,(2015)