KMCR


■概要
川崎重工が開発したバイブレーションコンパクタ。
バイブレーションコンパクタとはタンピング作業後の道床を締固める用途の機械である。
1966年に在来線用のKMCRが2両、新幹線用のKMCR-Sが1971年と1976年にそれぞれ5両ずつ計10両製造された。

 

■寸法・重量

全長 8,260[mm]
全幅(回送時) 2,760[mm]
全幅(作業時) 3,600[mm]
全高 3,100[mm]
重量 17.5[t]
作業速度 3.2[km/h]
回送速度 55[km/h]
振動部重量 200[kg]
振動静圧 最大600[kg]

 

■エンジン

いすゞ DA640
エンジン出力/回転数 124[PS]/2,000[rpm]

 

 

参考文献
1)近藤吉郎『新幹線の保線(8)ー保守作業と保線機械ー』,新線路,27巻9号,鉄道現業社,(1973.9)
2)高橋寛『保線機械便覧』,日本鉄道施設協会,(1978)
3)湯本幸丸『写真解説保線用機械便覧』,交友社,(1970)
4)兵庫工場100周年記念事業委員会事務局 編『未来へつづく100年の軌跡 : 兵庫工場100年史』,川崎重工業車両カンパニー,(2007)

 


KMCR-S