KSP-2001


■概要
平成7年度よりJR東日本が導入したバラストレギュレーター。
平成9年の時点で在来線用35台が導入されている。
KSP-2000との相違点として、
・2000Lの水タンクを搭載したことにより、ボギー台車を採用
・サイドプラウの作動・収納方法がスライド式に変更
といった点が挙げられる。

■主な装備・機能

1.サイドプラウ
車両前部に装備され、道床肩の形成を行う。
作業室内の操作レバーが前期型と後期型で異なっており、前期型は片側のサイドプラウを5本のレバーで操作する構造であったが、後期型はレバーの本数が片側2本ずつとなっている。

2.フロントプラウ
サイドプラウでかき上げたバラストを軌道内に掃き出す。


△サイドプラウ及びフロントプラウ

3.スタビライザー
偏心荷重による水平振動を発生させMTT施工後に軌道を初期沈下させる。

△スタビライザー

4.メインスイーパー
スイーパーブラシ、クロスコンベアー、スイーパープラウで構成される。
スイーパーブラシでMTT施工後に散らばったバラストを前方のクロスコンベアーへ向けて掃き出す。
クロスコンベアーは左右どちらか一方へ向けてバラストを運搬する。
スイーパープラウは大量のバラストがクロスコンベアーで運ばれた場合に建築限界に支障する部分の
バラストを建築限界外へ押し出す。

△メインスイーパーと構成装置 文献1)より

5.回転ブラシ
スイーパーブラシで掃き出しきれないレール底部と締結装置付近のバラストを掃き出す。

△回転ブラシ

 

■寸法・重量(第一建設工業車の場合)

長さ 13,700[mm]
軌間 1,067[mm]
自重 40[t]

 

参考文献
1)交通建設『技術力を磨く バラストレギュレータ』
https://www.kotsukensetsu.jp/construction/pdf/H26kouken-autumn1.pdf(2022/12/11)
2)『これを知りたい』,新線路,51巻2号,鉄道現業社,(1997.2)
3)猪狩信人『新型バラストレギュレータの導入(KSP-2002型)』,新線路,51巻6号,鉄道現業社,(1997.6)