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1967年ごろから輸入された。

レベリング装置(高低直し)は3点一直線式で、
検測輪は車体前部に折り畳む構造である。

ハイフン以降の記号の意味は以下に示す。

16:タンピングツールが16本
32:タンピングツールが32本
EC:ECONOMIC(経済的な機種)
D:D型(前軸:ステアリング式、後軸:ボギー式)
JA:JAPAN(日本向け)
L:レベリング装置付き

国鉄には1979年12月時点で下記の台数が納入されている。
06-16       :1台
06-16EC  :13台
06-16D  :1台
06-16DJA:11台
06-32       :7台

 

■ 寸法・重量

全長 10,780[mm](06-16EC)
9,700[mm](06-32)
全幅 2,600[mm](06-16EC)
2,400[mm](06-32)
全高 2,900[mm](06-16EC)
2,850[mm](06-32)
軸距 6,950[mm](06-16EC)
自重 16.0[t](06-16EC)
24.0[t](06-32)

 

■エンジン

06-16EC
空冷ディーゼルエンジン(出力:130PS/2200rpm)

06-32
空冷ディーゼルエンジン(出力:150PS/1800rpm)

 

■ 作業性能

施工速度 350[m/h](06-16EC)
400~500[m/h](06-32)

 

参考文献

1)高橋寛『保線機械便覧』,日本鉄道施設協会,(1978.11)
2)湯本幸丸『写真解説 保線用機械』,交友社,(1980.12)
3)『新しいマルタイの開発と輸入』,新線路,22巻,10号,鉄道現業社,(1960.10)
4)森沢雅臣『グラフで見る保線 107 マルタイの推移』,新線路,32巻,9号,鉄道現業社,(1978.9)
5)村沢一雄『「プラッサ―」マルタイあれこれ(1)』,新線路,34巻,4号,鉄道現業社,(1980.4)

 


■ 06-32