JS-BR


マルタイの手元(補助)作業の効率化、修繕費の抑制を目的に1996(平成8)年度に4両導入されたバラストレギュレータ。
コンベア付きのフロントスイーパー、車体下部の主スイーパー、側面に展開可能なサイドスイーパーを備えており、マルタイ施工後のマクラギ上面の散乱バラストの整理及び軌間内外のバラスト移動を行うことができる。

自走は可能だが、回送速度は18[km/h]以下であるため基地間の移動は軌道モータカーによる牽引で行われる。

ホッパー車での道床バラスト散布後のバラスト掻き上げ・法面整形作業は軌道モータカーに搭載したバラスト掻き上げ機による作業となっており、役割分担がなされている。

4両はそれぞれ、高松保線区、松山保線区、徳島保線区、高知保線区に1両ずつ配備された。
高松保線区向けの1号車(JS-BR-801)のみフロントスイーパーがないのが他の3両との違いとなる。

 

参考文献
1)片岡信一『バラストレギュレータの導入(軌道モータカー兼用型)』,新線路,第55巻7号,鉄道現業社,(2001.07)

 

JS-BR-801

JS-BR-802