10T-500S


■概要
トンネル覆工表面撮影車。
台車部分と検測装置を搭載したコンテナ部分で構成される。
JR東日本に2000年に導入された。

台車部分は三東製で、同社製のトロと同様に10T-500Sの型番が付与されている。
台車と検測装置はコンテナ用緊締装置で固定されており、標準機用台車と狭軌用台車を交換することができる。

コンテナ妻面のシャッターの奥に検測装置が納められており、作業時はレーザーユニットが後方へせりだして検測を行う。

■計測性能

計測機器 レーザー+光検出センサ6個
取得データ 覆工表面の画像データ
計測精度 長手方向1[mm] 周長方向2[mm]
計測速度 8.5[km/h]

 

参考文献

1)JR東日本コンサルタンツ『構造物調査・検査』
https://www.jrc.jregroup.ne.jp/gyomu/maintenance/kozobutsu/(2020.08.30)
2)トノックス『トンネル計測車両』
http://www.tonox.com/tunnel.html(2020.08.30)
3)JR東日本ニュース『新しい新幹線用トンネル覆工表面撮影車の導入について』
https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200116_ho03.pdf(2022.09.01)