日本車輛製造の巡回車


■概要
上越・東北新幹線の施設部向け巡回車、WJ-3を製造していた。
元々山陽新幹線で使用していた電気部・施設部共用のダイハツ製巡回車は、施設部が線路の締結装置を点検するためには巡回車の扉を開けて車体から上半身を出す必要があった。
上越・東北新幹線開業時に電気部は山陽新幹線とほぼ同様のダイハツ製巡回車を導入したのに対して、施設部は前述の問題点を解決するため日本車輛製造の巡回車を導入した。
確認されている日本車輛製の巡回車はこの上越・東北新幹線の施設部向けのWJ-3のみである。
なお、電気部と施設部で類似構造の巡回車並びに充電設備を別々に導入したことに対しては後日会計検査院から不経済であると指摘がなされている。