新潟トランシスの確認車

概要


新潟トランシスは、確認車をはじめ多くの保守用車の代表的メーカであった富士重工業の事業を引き継ぎ、現在でも多くの確認車を製造している。

 
機種


もとは富士重工業が東海道新幹線向けに1993年に開発した機種であるが、新潟トランシス移管後の2005年に動力装置の2系統化などのモデルチェンジが行われた。引き続き東海道新幹線向けが主に製造されつづけたが、北海道新幹線開業時にJR北海道向けが2両製作されている。
 


東北・上越・北陸新幹線に多く居る三菱重工業製GA-100の置換えのために2014年から製造がつづく機種。近年では東海道・山陽新幹線向け、北海道新幹線、九州新幹線向けも存在する。JR東日本、JR九州向けが逆スラント型の車体を持つ一方、JR北海道、JR東海、JR西日本向けがR400に似た台形の車体を持つ。

 

参考文献


1)藤川央玖人『新幹線保守用車の紹介 新幹線用確認車R600 新幹線用電気作業車MKW』建設機械施工, 75巻3号, 日本建設機械施工協会, 2023年3月