77_軌陸検測車


検測装置を搭載した軌陸トラックを指す。
※軌陸トラックの解説については、”Category:71 軌陸トラック“を参照の事。

鉄道車両としての検測車と同様、検測を行う対象に合わせた測定器を搭載しており、用途・メーカーによりその形状は様々である。
但し軌陸トラックとは異なり、精密機器が設置され操作する為の操作室が用意されている事が前提となる。
トラックをベースとしている都合上、トラックシャーシのメインフレーム上に箱型の操作室を架装する事になるが、ベース車のキャブ(運転席)と操作室が分離している場合と、架装時にキャブを改造し操作室と一体化している場合に大別できる。
前者は比較的架装が容易で一般的なアルミバンの荷室をそのまま操作室としている例も多く見られ、また後者はレントゲン車等特装車を得意とする架装メーカーが手掛ける例が多く、ここにも架装メーカーの技術や設計思想を垣間見る事ができる。


キャブと操作室が分離している例。操作室もアルミバンと同様と思われる。


キャブと操作室が一体化している例。レントゲン車や放送中継車等特装車を多く手掛ける京成自動車工業の銘板が見える。