■概要
PC40T-7Hは既販機だったPC40T-7を高速走行できるようにしたモデルで1992(平成4)年8月に登場した。
高速走行用の鉄輪を装備し回送時は25[km/h]で走行することができる。これにより載線後の現場までの移動時間を大幅に短縮することが可能となった。
なお、PC40T-7Hは新型の7トン機PC75UUT-2と同時期の発売となっている。
■主な仕様
標準バケット容量 | 0.13[m^3] |
全装備重量 | 4.98[t](狭軌用) / 5.055[t](標準軌狭軌両用) |
定格出力 | 37[PS] / 2700[rpm] |
最大掘削深さ | 3.71[m] |
最大掘削半径 | 5.71[m] |
走行速度 | 3.9(高速) / 2.5(低速)[km/h](ゴムクローラ) 25[km/h](回送時) 45[km/h]以内(被牽引時) |
輸送時全長×全幅 | 5.93[m]×1.62[m](狭軌用) / 5.93[m]×1.84[m](標準軌狭軌両用) |
登坂能力 | 30[°] |
参考文献
1)調査部会『新機種ニュース』,建設の機械化,No.522,日本建設機械化協会,(1993.08)
2)コマツ『スーパーライナー PC40T-7H高速車』カタログ