小松製作所製の軌陸バックホウ


■概要
1989(平成元)年に4トン機のPC40ベースの軌陸バックホウが使用されたのを皮切りに現在は5トン機(PC50⇒PC58)及び7トン機(PC75⇒PC78)のモデルが主に使用されている。

小松製作所製のバックホウの型式の読み方については概ね以下の通りとなっている。
上図の中で、後方小旋回型、超小旋回型、標準型とあるのは以下のような違いがある。

△文献2)より

違いは旋回したときに車体の前方及び後方がクローラーの幅の120[%]より出るかどうかで(JIS A8308、JISA8340-4)、標準型は車体前方のアーム部及び運転席後方の車体がクローラー幅の120[%]より出る。
後方小旋回型は後方はクローラー幅の120[%]からはみ出さずに旋回できる。超小旋回は前後ともクローラー幅の120[%]以内での旋回が可能になっている。

軌陸バックホウは限られたスペース内で作業をするため大多数が超小旋回型のバックホウをベースに製作されている。

なお、以下世代ごとに分類しているが正式なものではなく便宜的に登場時期で大まかに分けているものである。

参考文献
1)ケンケンキッキ『パワーショベルの型番の「PC」とはどういう意味ですか?また01番から何番まであるんですか?』
https://www.kenkenkikki.jp/qa/answer/j_a06-012.html(2022.10.09)
2)日本建設機械施工協会『ショベル技術委員会』
https://tokuworld.co.jp/wp/?blog_ja=b20200222(2023.05.14)

 


 

第1世代


第2世代


第3世代