架線の延線作業を行う延線車。
SWはStretchWagonの略である。
富士重工のSWの流れをくむタイプと新潟トランシス初の新機種の2種類が存在する。
富士重工からのSW
富士重工のSWの流れの車両であり、製造番号は続番である。
JR西日本への導入が確認されている。
新潟トランシスからのSW
架線の延線作業を行う電気作業車。
SWはStretchWagonの略である。
前述の富士重工からのSWの銘板が”延線車”なのに対し新型のSWは銘板が”電気作業車”である。
新型のSWはPlasser&TheurerのCEMの後継として製造された。
製造番号は1~から付与されており、旧来のSWと区別がなされている。
現在JR東日本とJR北海道への導入が確認されている。
外観上の特徴は車両長の長さとトラス状の補強が挙げられる。
車両には架線を延線/回収するための架線延線装置が搭載されており、1600[m]分の架線を巻いたドラムを搭載することができる。
販売価格:2.5[億円/両](平成27年時)
諸元
重量:58.0[t]
走行性能
勾配 牽引荷重 単車速度 牽引速度
0[‰] 60[t] 85[km/h] 70[km/h]
15[‰] 60[t] 30[km/h] 20[km/h]
30[‰] 60[t] 20[km/h] 5[km/h]
参考文献
ドクターイエロー&East-i 新幹線事業用車両徹底ガイド p49「鷲宮保守基地 保守用車カタログ」
JR北海道 「北海道新幹線で使用する主な保守用車等の導入について」
https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151009-1.pdf