SH-8000

△文献1)より


■概要
牽引式バラストレギュレーター。
SH-200の発展型式である。
ホッパー車と軌道モータカーの間に連結され、ホッパー車で散布したバラストの掻き上げ、掻き込み、掻き出しを行う。
岡山・広島新幹線保線区に計2両の導入が確認されている。

 

■構造
車体前方(屋根側)の掻上翼でバラストを掻き上げ、道床肩を整正する。
軌間内のバラストが不足する場合は車体中央の掻込翼でレールを跨ぐようにバラストを軌間内へ掻き込む。
軌間内のバラストが余剰となった場合は車体後方の掻出翼で軌間外へ掻き出すことができる。
SH-200と比較して屋根が後位側へ移動しいている他、掻込翼のレールを超える部分が丸形固定式から角型可動式に変更されている。

 

参考文献
1)松田務『バラスの整理屋 -「バラスト=レギュレーター」とその仲間-』,トワイライトゾ~ンMANUAL : 全国鉄道面白謎探検 7,ネコ・パブリッシング,(1998.11)
2)芝浦製作所OB 片山吉信様の談話による