BRM-1

写真:米原保線所のCT-557


 

BRM-1はGeismarが製造したマルチプルタイタンパーである。

 

■概要

BRM-1の側面図
遠藤 薫「新しい小形タンパの導入」『新線路』49巻6号,1995年,pp.18-20.より

小型マルタイの導入を進めていたJR東海が、BR-1Tの改良型としてGeismarに発注した機種である。BR-1Tの試用結果を踏まえて以下の変更が加えられている1)。

  • 車体を大型化してキャビンをエアコン搭載の密閉式にしたほか、大型カバーなどの防音装備を強化した
  • エンジンの出力を上げて油圧ポンプを2台から5台に増やし、作業速度を大幅に引き上げた
  • 離/載線をタイヤ式からクローラー式に変更し、安定性を向上させた
  • 油圧レバーを直接操作して作業する方式から電気制御式に変更し、操作性を向上させた

なお大型化に伴って、輸送方法がトラック積載からレール上輸送に変更されている。

 

■運用

本機種は1994年に東海道新幹線へ6両が導入された2)。なお後継機種は導入されていない。

 

■諸元

諸元は以下の通り3)。

全長 5300[mm]
全幅 3180[mm]
全高 3700[mm]
自重 10000[kg]
タンピングツール 1丁づき4本
上昇1.5秒・下降1.1秒
振動数50Hz
エンジン DEUTZ F3L912 3気筒 3432[cc] 52[HP]

 

■文献

1)遠藤 薫「新しい小形タンパの導入」『新線路』49巻6号,1995年,pp.18-20.

2)遠藤,前掲1.

3)遠藤,前掲1.