北海道軌道施設工業の保守用車

■概要
北海道軌道施設工業は昭和24(1949)年に設立されたJR北海道のグループ企業である。
線路の維持修繕・新設工事・土木構造物を含めた鉄道工事の他、平成8年(1998年)4月からは全国JRグループでは初となる保線機械業務の外注化を受注施工することとなり、JR北海道保有の大型機械を使用しての軌道維持・補修工事を請け負っている1)

JR北海道発足当初、大型機械であるマルチプルタイタンパーはJR北海道保有であったが、1990年代半ばには北海道軌道施設工業保有に変わっている3)
2006年度からはレール削正車による作業についても請け負うこととなった2)

マルタイ作業を主体とした保線機械現業機関である機械センターは2008年時点では北海道内の13箇所に設置1)されていたが、2025年現在では10か所(札幌、岩見沢、室蘭、追分、釧路、帯広、旭川、北見、函館、新幹線)に設置されている2)

脚注
1)文献2)。
2)文献3)。
3)文献4)。
4)文献5)。

参考文献
1)北海道軌道施設工業株式会社『沿革』
https://www.h-kidou.jp/enkaku.html(2025.07.29閲覧)
2)長岡優一,『機械センター 発足10周年を迎えて-機械センター発足10年間の軌跡-北海道軌道施設工業㈱』, 新線路, 62巻1号, 鉄道現業社,(2008.1)
3)茗茄弘信,『保線機械業務の外注化“あれから13年” 北海道軌道施設工業⑭』, 新線路, 66巻3号, 鉄道現業社,(2012.3)
4)MCDB『PT_unknown_unknown_HK_unknown』
https://mcdb.sub.jp/forums/topic/pt_unknown_unknown_hk_unknown/(2025.07.29閲覧)
5)北海道旅客鉄道株式会社『線路を守る!大型保線機械・レールセンター見学体験イベントin 岩見沢』配布資料(2025.07.26)

 

マルチプルタイタンパー
1998年4月の外注化直後はラインマルタイ26台、スイッチマルタイ1台の体制でスタートした1)
その後、2007年4 月時点では、ラインマルタイ17台、スイッチマルタイ2台2)
2025年7月現在では14台(ライン・スイッチ内訳不明)が配備されている4)

08 ラインマルタイ / 08-16 / 08-16 / M84 / 08-1X Gleisstopfmaschine






08 スイッチマルタイ / 08-275 / 08-475



09 ラインマルタイ / 09-16CSM / 09-16 Gleisstopfmaschine













 

バラストレギュレーター
元・JR東日本の保線施工会社からの中古機が多く導入されている。
近年ではスイーパーユニット付きのマルタイが導入されているためか新規導入は無く、数を減らしつつある。

 

レール削正車
新幹線区間はJRの直轄だが、在来線はHKが担当している。
主に札幌~室蘭で削正を行っている(それ以外の区間はレール交換対応)。
2025年7月現在、レール削正車は1台のみ保有している4)