平成14(2002)年度に製造が始まったワンフレームトロ。
鉄製トロ3両で行うレール運搬編成での作業を1両で行うために製造された。
ユニオン建設納入分が2007年までに15両あるほか同一型式で東武鉄道所属、交通建設所属の個体が確認されている。
当型式以前のワンフレームトロと比べてレール積卸機を3基から4基に増設したためトング、クロッシングレール等も含めた大半のレール類の2点吊りが可能となっている。
また、附属のPCマクラギ吊り具も改良され全てのPCマクラギに対応している。
レール、マクラギの最大積載本数と積み方が車体側面に掲示されており現場で考えなくても積載できるようになっている。
従来機のワンフレームトロはモータカーと2両1編成で運用されていたが当型式はモータカー、当型式、確認台車の3両1編成での運用となっている。
在来線用
積卸機数 | 4[機] |
全長 | 17,300[mm] |
全幅 | 1,900[mm] |
積載重量 | 23[ton] |
レール積載 | 60[㎏]レール:15[本] 50[㎏]レール:18[本] |
枕木積載 | 112[本](165[kg/本]) |
参考文献
1)TOKIO 製品案内
2)迫口和利『ワンフレーム台車の導入 ―ユニオン建設㈱―』,新線路,第61巻2号,鉄道現業社,(2007.02)
MK001-4N