△片山吉信様所蔵写真を許可を得て掲載しています。
■概要
阪急電鉄向けバラストスイーパー。
1976年時点で在籍した1両と、1982年に製造された1両の計2両が存在したと推定され、1982年に製造された1両はPlasser&Theurer製08-16SLCに連結して運用された。
■車輪径
本型式は芝浦製作所のバラストスイーパーとしては異例となる車輪径φ762[mm]が採用されている。
これは、阪急電鉄 西宮北口駅に1984年まで存在した神戸線と今津線の十字クロッシングの欠線部に対応するためで、車輪径を大きくすることで欠線部の通過安定性を高めている。
■ 諸元
長さ | 5,100[mm] |
幅 | 2,700[mm] |
高さ | 2,500[mm] |
軌間 | 1,435[mm] |
自重 | 5.1[t] |
参考文献
1)林幹郎・亀井敏朗『阪急電鉄の保線の保守体制』,鉄道線路,25巻,2号,日本鉄道施設協会,(1977.2)
2)北村稔二・上久保祐介『阪急電鉄の大型保線機械』,新線路,56巻,7号,鉄道現業社,(2002.7)
3)芝浦製作所OB 片山吉信様の談話による