■概要
中田製作所は1908年に中田常吉が神戸で創業したメーカーで創業当初は従業員5名の小さな会社であった。戦前・戦後を通して国鉄への鉄道用信号機や機械を中心に生産し拡大を続けた。その中で軌道自転車の製造も行われた。
軌道自転車は主に1950年代以降に峰製作所製や大宮富士製と共に国鉄導入された。
しかし、1958年に三代目社長の中田正信が跡を継いでからは、信号機事業以外に事業の路線変更が進み、現在では金属製のパイプやチューブを製造するための造管機械を主力とするメーカーとなっている。その為今日では軌道自転車をはじめとする鉄道関係の機器製造は行っていない。
軌道自転車のラインナップとしてはエンジン無しの軌道自転車とエンジン付きの軌道自動自転車が確認されている。
■軌道自転車

動力を有さないタイプの軌道自動自転車
■軌道自動自転車

動力を有するタイプの軌道自転車。
峰製作所の軌道自動自転車と基本的な構造は同じである。
通常の軌道自動自転車と発電機を搭載したタイプがある。
参考文献
1)各種軌道自転車『信号保安』7(7),信号保安協会,(1952.7)
2)最近における信号保安機器の発達『信号保安』9(1),信号保安協会,(1954.1)
3)積田淳史,藤原雅俊『中田製作所 高機能造管成形機の開発と実用化』,(2010.9)


