新幹線用のUniversal。オプションの屋根とジャッキを装備している
日本国有鉄道 『新幹線’62』,1962年,日本国有鉄道,p.9.より
UniversalはJackson社が製造したマルタイである。このうち日本へ輸入された機種はModel 260とも呼ばれる。
■概要

Jacksonの広告に掲載されたUniversal。二股に分かれたツールが見える
Jackson Vibrators「2 NEW JACKSON UTILITY TAMPER」『International Railway Journal』1巻10号,1961年,p.6.より
1960年代におけるJackson製マルタイのうち、Track Maintainerよりも小型で汎用性を指向した機種がUniversalである。このうちModel 260はディーゼルエンジンを搭載したタイプとされる。二股に分かれたツールを4本装備し、マクラギとレールの締結部を対角線上に挟み込むようにしてつき固める。オプションで屋根やこう上用のジャッキを装備することもできる1)2)。
■運用
日本においては、東海道新幹線の建設用として1962年に2両が輸入された3)。開業後は引き続き保線用として使用されたが、次第に電気式マルタイでは新幹線の道床固結などに対して能力不足となったため、同時期に導入されたMATISA製B 60よりも早期に引退している4)。
■諸元
諸元は以下の通り5)。
| 全長 | 4.15[m] |
| 全幅 | 3.35[m](作業時) 2.90[m](回送時) |
| 全高 | 2.44[m] |
| 自重 | 4.5[t] |
| 作業能力 | 50[m/h] |
| タンピングツール | 1丁づき4本8頭 |
| エンジン | Ford #172 36[PS]/1800[rpm] |
| 自走速度(回送時) | 37[km/h] |
| 運転操作人員 | 1名 |
■文献
1)Jackson Vibrators「JACKSON」『International Railway Journal』1巻7号,1961年,pp.12-13.
2)Jackson Vibrators「2 NEW JACKSON UTILITY TAMPER」『International Railway Journal』1巻10号,1961年,p.6.
3)日本鉄道施設協会「保線データ・シートNo.8:保線機械その1」『鉄道線路』13巻7号,1965年,pp.付録143-156.
4)日本国有鉄道『新幹線十年史』,1975年,日本国有鉄道新幹線総局.
5)湯本 幸丸『写真解説保線用機械(改訂増補4版)』1976年,交友社.


