JR西日本電気システムの保守用車

■概要
JR西日本電気システム(NESCO)は大阪府吹田市に本社を置き、鉄道電気・設備電気を主とする総合電気工事会社である。
JR西日本の完全子会社であり、広範囲の電気工事を担当するため78台1)という多くの軌陸車を有していることが特徴である。
また軌陸吸引車や軌陸ミキサー車など貴重な車両を保有している点も特徴として挙げられる。

軌陸車はコーポレートカラーである『NESCOブルー』で統一されている。


■技術開発
NESCOでは技術開発に積極的に取り組んでおり以下に紹介する特色のある軌陸車を開発・保有している。

ブラケットハンドリング車
ブラケット運搬車とブラケット交換車で構成され、ロボットアームを使いブラケット交換を行う

ブラケット交換車

ブラケット運搬車

 

電柱ハンドリング車
クレーン車の先端で電柱を把持することで安全かつ効率的に電柱の植柱を行うことができる。

タダノ GS-130NDW(G)

 

ZERO-G
ムーンリフタを備え、軽く力を加えるだけで重量物を動かせる重量物運搬車。
起伏機能を排し、カウンタウェイトを備えることでき電停止措置、隣接線線閉不要で作業を行うことができる。

 

多機能鉄道重機『NESMO』
タダノ製ブームの先端に人型ロボットを搭載し、架線支持物の塗装、樹木の伐採等に使用されている。
操縦者がVRゴーグルを装着することでロボットの目線から作業を行うことができる。

東洋車輌 TOC48STU-A / タダノ AT-120SR

 


■軌陸トラック

アイチコーポレーション UJ092
東洋車輌 TOC48STU-K
東洋車輌 TOC48STU-K
東洋車輌 TOC48STU-K
銘板未回収
銘板未回収
銘板未回収
銘板未回収
東洋車輌 TOC48SWTU-K

 

■軌陸高所作業車

東洋車輌 銘板未回収
東洋車輌 TOC38STWU-P

(JR西日本 → NESCO)
東洋車輌 銘板未回収
東洋車輌 TOC48STBU-P
東洋車輌 TOC48STU-P
東洋車輌 TOC38STWU-P

 

■軌陸高所作業車(ブーム式)

アイチコーポレーション RL050
アイチコーポレーション RL050
アイチコーポレーション RL050
アイチコーポレーション U524
アイチコーポレーション LK12A
アイチコーポレーション U565
アイチコーポレーション U565
アイチコーポレーション U565
アイチコーポレーション U565
タダノ AT-100SDW
タダノ AT-100SDW
タダノ AT-100SDW
タダノ AT-100SDW
タダノ AT-100SDW
タダノ AT-100SDW
タダノ AT-100SDW

 

■軌陸延線車

加藤 GB150W-1
アイチコーポレーション RG200
東洋車輌 TOC48SWTU-RT
東洋車輌 TOC43STU-R
東洋車輌 TOC43STU-R
東洋車輌 TOC48STU-PR
東洋車輌 TOC48STU-PR

 

■軌陸クレーン

小松 LC785T-6
小松 LC755-3
アイチコーポレーション UJ065 / 加藤 NK-75MV
東洋車輌 TOC48STU-C / タダノ TS-75M
銘板未回収
タダノ GS-130N
東洋車輌 TOC48SWTU-C / タダノ TS-75M
タダノ GR-180N-1

06-99
タダノ GR180N-1

13-67
タダノ GR-120N-2

13-53
タダノ GR120N-2

04-75

■軌陸吸引車

アイチコーポレーション U709

 

■軌陸穴掘建柱車

東洋車輌 TOC48STU-H / タダノ DT-620

■軌道自転車

協栄 RC-RZ4

東光 RTC-5S

 

■軌陸ミキサー車

東洋車輌 TOC48STU-M / 新明和 MW173-311

 

■トロ

鉄道用トロ
昭栄工業製

 

製造者の不明なトロ
表記から軌陸吸引車に関連するトロと推測される

 

成晃機械のトロ(型式不明)

 

TST-A-2S
東光製 スーパートロ

 

■注脚
1)2015年度(H27年度)末の数値である。文献2)より。

■参考文献
1)西日本電気システム,「沿革」,https://www.j-nesco.com/company/history.html,(2026-03/01閲覧)

2)柴川久光,『西日本電気システムにおける機械化の取り組み』,鉄道と電気技術,27巻5号,鉄道電気技術協会,(2016.5)